「神戸本店」 掛け軸其の一
- 2018/04/11
- Category神戸本店
暖かい春がやってきて衣替えをしたら、寒い日が続き、着る服で悩む今日この頃。
皆様、どのようにお過ごしでしょうか。
今日は東天閣の部屋内にある掛け軸について紹介したいと思います。
部屋に入ると何やら風情のある文字で書かれた掛け軸があり、そのうちの一つが
こちらの掛け軸です。
よく質問をされますが、「顔」と「和」しか判別できないですよね。
特に左から2番目はもはや荒れている竜巻にしか見えないのですが…
こちらに書かれてある文字は
語愛顔和
と書かれており、「わがんあいご」と読みます。
左からではなく右から読むタイプですね。
浄土教の根本経典の一つ「無量寿経」にある言葉で
穏やかな表情で、優しい言葉を交わそうという意味があります。
素晴らしい言葉ですよね!
余談ですが、「無量寿経」の一節では和顔愛語に
「先意承問(せんいじょうもん)」という言葉続きます。
相手から言われる前に気持ちを察して、その望みを満たすという意味をもち、
個人的に接客で大切なことが凝縮された一節だなと感じました。
「和顔愛語」「先意承問」な人間に私はなりたいと強く思います!!
このような素晴らしい言葉が書かれた掛け軸がいろんな部屋にあるので
お越しの際はぜひご覧になってください!
また機会があれば別の部屋の掛け軸も紹介したいと思います!!