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「神戸本店」 掛け軸其の二

朝起きると肌寒いと感じる日が増えてきましたね。

皆様、気温の変化で体調を崩さぬようお気を付け下さい。

 

今回は東天閣本店内にある掛け軸シリーズを紹介したいと思います!

こちらの掛け軸は1階の1番広いお部屋に飾っていて、

中国の詩人で張継という方が旅の途中の旅愁を詠った漢詩でございます。

 

書かれている漢字と読みを紹介しますと、

月落烏啼霜満天

(つきおち、からすなきて、しもてんにみつ)

江楓漁火対愁眠

(こうふう、ぎょか、しゅうみんにたいす)

姑蘇城外寒山寺

(こそ、じょうがいの、かんざんじ)

夜半鐘声至客船

(やはんの、しょうせい、きゃくせんにいたる)

と書かれております!

旅愁のために眠れぬまま、寒山寺の鐘の音を聞いた様子を詠ったものです。

 

和訳すると

月は沈み、暗い夜空にカラスが鳴き、そして霜の気は一面の空に満ち渡っている。

紅葉した川辺の楓、あかあかと輝く漁火(いさりび)が旅愁に眠りかねる目の前に

鮮やかに浮かぶ。

いにしえの姑蘇の町の郊外にある寒山寺の

夜半につき鳴らす鐘の音が、旅を続けてきたこの船の中まで伝わってくる。

 

という、なんとも読後感にわびしさを感じるものです。

 

意味を知るとまた掛け軸の雰囲気がでて面白いですね。

またまた掛け軸シリーズを紹介致しますので

乞うご期待です!!

 

 

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